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  朝日新聞
■No.1 やりたいことを見逃すな
■No.2 「箱越え」息子のしたたかさ
■No.3 暖かく厳しいコーチをみつけよう
■No.4 真似とユニークの不協和音が大切だ
■No.5 カーナビのごとくフィードバックを
■No.6 ヒューマンキャピタルにとって会社は成長孵化器
■No.7 オーエンに学ぶ「効力感」
■No.8 「時間単価」の壁と効用
■No.9 ビジョンコンテスト
■No.10 チームワークと個人主義のパワー・ブレンド
■No.11 気持ちが停滞したらとにかく動き出そう
■No.12 首の動きを止めれば首にならない
■No.13 自分に時間をあわせよう
■No.14 没頭術ワン・ツー・スリー
■No.15 チームの色眼鏡の色がわかっていますか?
■No.16 まず4から始めよ
■No.17 口説くには一緒に歩こう
■No.18 ストーリーを語り、主役の座を射止めよ
■No.19 即興のパワー
■No.20 節目のある人、節目のない人


 
朝日新聞
 【6】 ヒューマンキャピタルにとって会社は成長孵化器

(2002年6月24日掲載)

会社の仕組みは、使い方によってはあなたを成長させる貴重なツールになる。会社の仕組みをうまく使うコツは何か?それはあなたが「投資家」になることだ。投資家といっても会社にお金を投資するのではない。あなたという人材アセットを会社という仕組みに投資するのだ(そういう人材をヒューマンキャピタルとよぶ)。そしてあなたの成長というリターンを狙う。具体的にのべよう。例えば、異動の話が人事からきたとしよう。従来型サラリーマンのあなたはいわれる通りに動く。だが、投資家のあなたは「素直」にいうことをきくよりも、2つの質問を自分に投げかける。「新しい職場で、私は、価値をだせるだろうか?」「私は、そこで成長できるだろうか?」と。 もし、そこに移っても「価値と成長」が期待できそうにない場合どうするか?状況が許せば、価値が出そうな別の異動先を逆提案する。もしそういう希望がいえない状況なら、どうすれば異動先で、価値をだし成長できるか自分で打てる手を考える。そのために会社側の協力が必要ならその条件もだす。投資家のあなたは、そういう作戦をたててから異動する。そしてもちろん成果をだしていく。いや、そもそも人事から異動の話がくるまで待っているのがサラリーマンっぽい。投資家なら、今やっている仕事の中で、次の異動先のチャンスをつかんで仕掛けていくだろう。こういう異動から成長が生まれる。異動に限らず、ヒューマンキャピタルにとって、会社の仕組みは成長のインキュベーター(孵化器)に他ならない。






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