TOP > 徒然草 > 新聞雑誌記事一覧 > 朝日新聞 > 20.節目のある人、節目のない人










  朝日新聞
■No.1 やりたいことを見逃すな
■No.2 「箱越え」息子のしたたかさ
■No.3 暖かく厳しいコーチをみつけよう
■No.4 真似とユニークの不協和音が大切だ
■No.5 カーナビのごとくフィードバックを
■No.6 ヒューマンキャピタルにとって会社は成長孵化器
■No.7 オーエンに学ぶ「効力感」
■No.8 「時間単価」の壁と効用
■No.9 ビジョンコンテスト
■No.10 チームワークと個人主義のパワー・ブレンド
■No.11 気持ちが停滞したらとにかく動き出そう
■No.12 首の動きを止めれば首にならない
■No.13 自分に時間をあわせよう
■No.14 没頭術ワン・ツー・スリー
■No.15 チームの色眼鏡の色がわかっていますか?
■No.16 まず4から始めよ
■No.17 口説くには一緒に歩こう
■No.18 ストーリーを語り、主役の座を射止めよ
■No.19 即興のパワー
■No.20 節目のある人、節目のない人


 
朝日新聞
 【20】 節目のある人、節目のない人



かつては転職など考えずに、一つの会社の中で節目のないキャリアもありえた。環境変化の荒波は、会社という箱が吸収してくれたから箱入り息子的社員でも無事だった。今や、絶対安心の会社はないから、自分で生き抜く力を磨くことが必要だ。生き抜く力は、節目をつけることで初めて伸びる。転職業界の人によると、職業人には7つの節目がある。27歳、33歳、38歳、43歳、50歳、55歳、60歳の7回だ。すべての節目で転職する必要は毛頭ないが、少なくとも自分のキャリアを振り返る節目として活用したい。理にかなった転職をする人は、7つの節目±1歳でその節目にふさわしい評価や決断をしている。例えば、営業専門の人材サーチ会社の高橋社長によると、27、8歳が第一の転職チャンスで、そこで人材は大きく2つに分かれる。余る人候補は、今までのところを逃げ出したくて高橋社長のところにやってくる。一度逃げ出すと、逃避的な転職をくりかえす可能性が高いらしい。他方、稼ぐ人候補は転職に追い込まれてくるのではなくて、自分の実力を外部の目で確かめたいといってやってくる。それなりに実力をつけたが、井の中の蛙にならないように、外部の厳しい目で評価してもらおうと思ってやってくる。今後は、転職せずに、同じ会社に居つづける場合も、二つに分かれるだろう。節目を気にせず、無節足動物と化す人と、7つの節目をしっかり自覚して、しっかりジャンプし、破竹の勢いの成長を遂げる人だ。あなたはどちらだろうか。






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