TOP > 徒然草 > 新聞雑誌記事一覧 > 朝日新聞 > 15.チームの色眼鏡の色がわかっていますか?










  朝日新聞
■No.1 やりたいことを見逃すな
■No.2 「箱越え」息子のしたたかさ
■No.3 暖かく厳しいコーチをみつけよう
■No.4 真似とユニークの不協和音が大切だ
■No.5 カーナビのごとくフィードバックを
■No.6 ヒューマンキャピタルにとって会社は成長孵化器
■No.7 オーエンに学ぶ「効力感」
■No.8 「時間単価」の壁と効用
■No.9 ビジョンコンテスト
■No.10 チームワークと個人主義のパワー・ブレンド
■No.11 気持ちが停滞したらとにかく動き出そう
■No.12 首の動きを止めれば首にならない
■No.13 自分に時間をあわせよう
■No.14 没頭術ワン・ツー・スリー
■No.15 チームの色眼鏡の色がわかっていますか?
■No.16 まず4から始めよ
■No.17 口説くには一緒に歩こう
■No.18 ストーリーを語り、主役の座を射止めよ
■No.19 即興のパワー
■No.20 節目のある人、節目のない人


 
朝日新聞
 【15】 チームの色眼鏡の色がわかっていますか?



会社は、チームの集合体だ。プロジェクトチーム、課、部、役員会は皆チームである。さて最近のチームは4色の色眼鏡のどれかをかけている。あなたはその色に気づいているだろうか。依然多いのは和を大切にする「村チーム」。皆でとにかく協力。人間は平等で個人の能力差も大きくないと考える。第2は最近リストラの中の新興勢力。その名は「軍隊チーム」。米国からの舶来ものだ。個人毎の「職務」をきっちり定める。採用も職務記述書に従って行われ、採用後も職務記述書に従って動くことが期待される。第3タイプは「軍隊チーム」の硬直性を修正した「モジュール・チーム」。切れ目のないスパゲッティは、出来が悪いと全部かえるしかない(どこかの銀行のシステムみたいに)。モジュールの切れ目をいれて、悪いところだけ切り離し、新しいモジュールと取り替えることができる(シリコンバレー型企業)。第4タイプは自由奔放・変幻自在の「アメーバ・チーム」。自由と自己責任の自律経営を行う。なるべく仕組みはつくらない。人材の創造性や専門性が価値の源泉だ。さて、あなたのチームの眼鏡は何色か?真理は、色眼鏡次第だからくれぐれもご用心。「アメーバ」で奨励される自由は、「軍隊」からみると「規律のゆるみだ」としかられる。「モジュール」のやり方は、「村」からみると「一体感をかいた杓子定規のドライさ」以外の何者でもない。「村」が大切にする和は、アメーバの眠気をさそう眠り薬かもしれない。






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