TOP > 徒然草 > 新聞雑誌記事一覧 > 朝日新聞 > 14.没頭術ワン・ツー・スリー










  朝日新聞
■No.1 やりたいことを見逃すな
■No.2 「箱越え」息子のしたたかさ
■No.3 暖かく厳しいコーチをみつけよう
■No.4 真似とユニークの不協和音が大切だ
■No.5 カーナビのごとくフィードバックを
■No.6 ヒューマンキャピタルにとって会社は成長孵化器
■No.7 オーエンに学ぶ「効力感」
■No.8 「時間単価」の壁と効用
■No.9 ビジョンコンテスト
■No.10 チームワークと個人主義のパワー・ブレンド
■No.11 気持ちが停滞したらとにかく動き出そう
■No.12 首の動きを止めれば首にならない
■No.13 自分に時間をあわせよう
■No.14 没頭術ワン・ツー・スリー
■No.15 チームの色眼鏡の色がわかっていますか?
■No.16 まず4から始めよ
■No.17 口説くには一緒に歩こう
■No.18 ストーリーを語り、主役の座を射止めよ
■No.19 即興のパワー
■No.20 節目のある人、節目のない人


 
朝日新聞
 【14】 没頭術ワン・ツー・スリー



サラリーマンは9時5時という時間にとらわれる。長く働く場合も、「しょうがない、残業しなきゃ。」とか「残業代ももらえないサービス残業。むなしい。」と思う。プロは仕事に没頭する。没頭すると時間は消える。没頭状態は充実そのものだ。没頭のおかげで成果もうまれやすくなる。どうすれば没頭できるか?没頭をフロー(流れ)という概念でとらえたチクセンミハイリという心理学者の説を、キャメル流に3つにまとめて紹介しよう。まず、とりくむ仕事のレベルをあなたの能力レベルにあわせよう。難しすぎると苦しくなって「もだえゾーン」にはいる。簡単すぎると「つまらないゾーン」にはいる。没頭は「もだえ」と「つまらなさ」のはざまで発生する。第二に漠然とした仕事ではなくて、ゴールを明確にして達成できたか否かすぐわかるようにしよう。例えば、テニスなら「きたボールを相手のコートに打ち返す」というふうに極めて明確なゴールがあって、ストローク毎にそれを達成できたかがわかる。だからテニスのラリーは没頭をうながしやすい。第三に、自分のまわりでおきていることに全神経を集中させよう。例えば、バイオリンの演奏者は、指の細かな動きの状態と同時に、音の質、さらには曲全体の流れをすべて同時にとらえながら演奏し続けて没頭状態にはいる。3つの条件がそろったとたん、あなたの意識と行動がぴたりとあって没頭状態にはいる。そして没頭からさめると、成果の山が築かれている。没頭とは真夏の夜の夢かな?






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