TOP > 徒然草 > 新聞雑誌記事一覧 > 朝日新聞 > 1.やりたいことを見逃すな










  朝日新聞
■No.1 やりたいことを見逃すな
■No.2 「箱越え」息子のしたたかさ
■No.3 暖かく厳しいコーチをみつけよう
■No.4 真似とユニークの不協和音が大切だ
■No.5 カーナビのごとくフィードバックを
■No.6 ヒューマンキャピタルにとって会社は成長孵化器
■No.7 オーエンに学ぶ「効力感」
■No.8 「時間単価」の壁と効用
■No.9 ビジョンコンテスト
■No.10 チームワークと個人主義のパワー・ブレンド
■No.11 気持ちが停滞したらとにかく動き出そう
■No.12 首の動きを止めれば首にならない
■No.13 自分に時間をあわせよう
■No.14 没頭術ワン・ツー・スリー
■No.15 チームの色眼鏡の色がわかっていますか?
■No.16 まず4から始めよ
■No.17 口説くには一緒に歩こう
■No.18 ストーリーを語り、主役の座を射止めよ
■No.19 即興のパワー
■No.20 節目のある人、節目のない人


 
朝日新聞
 【1】やりたいことを見逃すな

(掲載日2002年4月7日)

厳しい時代だからこそ、「どうせなら、やりたいことをみつけてやりたいことをやろう」と思う人がいろいろなところで出始めた。私もキャメルの一つ覚えで、「ほんとうにやりたいことをやろう。やりたいことならエネルギーがでてがんばれる。がんばれば成功の確率が高まる」と繰り返している。でも、私がいっていることってほんとうかな?
サラリーマンは「いつかやりたいことをやろう」と夢みる。でも「サラリーマン いつかはこない 青い鳥」で、そのいつかはなかなか来ない。実は、やりたいことをみつけやりたいことをやるには「したたかさ」が必要だ。
先日、私にコンサルティングの手ほどきをしてくれたワトソンワイアットの川上さんが、「誰かがいってたけど、コンサルタントになりたくてなった人で大成する人は少ないですよね。たまたま何かのきっかけでコンサルタントになって、やってみたら結構面白くて、少しがんばっているうちに、どうしようもなくはまっていった、そういう場合が成功するんですよね」といった。確かに、コンサルタントに限らず、偶然始めたことが面白くなってはまっていった人の方が、やりたくて始めてはまった人より多いかもしれない。
もちろん、今やっていることがほんとうにやりたいことである保証はない。だが、今の仕事で工夫してやりたい方法を探っているうちに、ほんとうにやりたいことがみえてくる。したたかな人は、まず、今やっていることの中にやりたいことをみつけようとする。今やっていることの中でやりたいことをみつけようとするというのがしたたかさだ。そのために、やりかたをいろいろ変えてみたり、仕事に対する見方をいろいろ研究する。したたかな彼女は、「今やっていることは助走だ。助走をきちんと走らない限り、私の全速力は永久に出ない。」と知っているのだ。






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