1(種まき): |
家族各自の「やりたいこと」の発見と明確化を助ける。まず、「せっかく生きているんだからやりたいことやろうね、それが力を出すコツだから」という考えをおりにふれて吹き込む。同時に、具体的な例を紹介する(落ちこぼれだった少年が立ち直って周囲を驚かした例等)。「こういうふうに書くとプランになるよ」という雛型を示して明確化を助ける。 |
2(自覚): |
各自の強み、弱みを、自分で直視させる。私の場合、家族は人材マネジメントの実験につかっているので、本書であげたような自己診断(性格・学習スタイル等~を遊び感覚で利用するが、要は強みや弱みを「自己評価」させればいい。 |
3(機会): |
強みを生かす機会や弱みを克服する機会をつくる。例えば、計算が嫌いで、アートが好きな子供なら、アート製作の計画作成など計算が必要な「場面」をつくって、計算力の必要性を体感させる。 |
4(助力): |
あなたの時間やお金やアイデアを提供する。お手本になる人やメンターも紹介する。ちゃっかりした息子は「この英語のカードゲームは僕のやりたいことで、英語にも役立つよ、イーベイで競り落とそう」とかいってくる。家内は自分で、あるイベントをやりたい、といってきた。私は、そのアイデアの具体化を援助したり、知り合いの紹介を通じて支援し始めた。 |
5(宣言): |
自律支援プログラムを開始したと家族に宣言する。キャメル流の宣言は、「アエラと夕刊フジに、私がこの世から消えても、家族が楽しくたくましく自律して生きていけるように支援したいという記事を書くよ」という形で行った。宣言の前に、ステップ4までの手を小さなことでいいから打っておくことが肝心だ。宣言を先行させると、「またキャメルが変なこと言ってる」としか思われない。 |